定期メンテナンスの必要性

太陽光発電システムの故障や不具合はわかりにくい

一般的に太陽光発電システムは、故障や不具合の発生が少なく、点検などのメンテナンスはあまり必要ないと説明されることが多いようです。

ソーラー・パネルには磨耗を伴うような可動部がなく、非常に安定的なシリコン結晶でできている(一般的な結晶型の場合)、というのが理由ですが、工業製品である以上家電製品などと同じく一定の割合で故障や不具合が起こりうるのは当然だと考えた方が良いでしょう。

太陽光発電システムに故障や不具合が起こったらどうなるでしょうか。ソーラー・パネルの故障・不具合で一番多いのは、パネルの一部が正しく機能せず、発電量が少しずつ減ってしまうことです。

たとえばまったく発電しなくなれば誰が判断しても故障とわかりますが、実際は10%程度の減少からじわじわ広がっていきます。発電量は天気によって変わるので発電量の減少が天気のせいなのか、故障・不具合のせいなのか判断が難しいからです。

ドローンを使った効率的な点検・メンテナンスで損のないシステム運営を

太陽光発電システムは設置に数百万円かかる高価な買い物ではありますが、しっかり発電すれば10年前後で元がとれるといわれます。

しかし、故障や不具合を放置したり、知らずに使い続けたりすると、その間ずっと損をすることになります。
太陽光発電システムの故障・不具合を早期発見することが大事です。